隠されたパワーの源 ミニマリスト人気ブログZen Habitsより
ミニマリストになって、海外をひとり旅するようになっても、
いろんなことが「なんでもいいんだー。」と思えるようになっても、
生きていると、いろんな「感情を揺さぶる出来事」が起こることは避けられません。
一瞬、「カーっとなったり」、「誰かを責めたり」、「嫌な気分になったり」
という感情は必ず湧き上がるわけで。
でも、いまのわたしはその気持ちが長続きしません。
その気持ちは、ある種の「思い込み」であり、やろうと思えばどうにでも変えることが
できるということに気づいたからです。だからすぐにそれらの感情に対して「他人事」のように
少し距離を置けるようになりました。
世界的に人気があるブログZen Habitで、レオ・バボータさんが、そういうエネルギーについて
わかりやすく説明されてました。(ここではエネルギーをパワーと言ってました)
納得!と思ったので、ざっくりわたしなりの解釈になってしまいますが、
その全文を日本語にしてみました。
A Hidden Source of Power: Zen Habits
「隠れたパワーの源」
私たちのほとんどは、無意識のうちに、自分のパワーを手放してしまっています
例えば、
- 誰かが、そそっかしい又は腹立たしいことをして、あなたをイライラさせたり怒らせたりしたとします。あなたは何時間も腹を立て続けます。そのときあなたはパワーをその相手に与えてしまっていることになります。あなたを不満にさせ、怒らせ、あなたの1日を台無しにしてしまうパワーを。そして多くの場合、相手はそのことに気づいてさえもいません。
- パートナーがあなたに別れを告げ、あなたは独りぼっちになって、寂しくなります。そのときあなたは、あなたが愛されていると感じるためのパワーを、その相手に与えてしまっていることになります。おそらくもう、その相手はあなたに対してその愛を与えたいとは思っていないでしょうが。
- あなたが何かの集まりに出かけ、人に好印象を与え、認められ、好かれたいと思っています。そのときあなたは、あなたを承認するというパワーを、その人たちに与えてしまっていることになります。あなたを認めることに、なんの責任も感じていないような人々に。
- あなたは両親(もしくはそのどちらか)に対して、ひどい育てられ方をしたとか、あなたの人生がめちゃくちゃになるような、何かひどいことをされたという理由で、いまだに怒りを抱えています。そのときあなたは、あなたの人生を形成するパワーを、両親に与えてしまっていることになります。あなたはもう大人になっていて、彼らにはあなたを育てる義務はもうすでになくなっているのにもかかわらず、です。
これらのケースで、1日を通してさらに多くのケースがあると思いますが、私たちは
幸せになったり、満足したり、喜びに溢れたりするためのパワーを、相手に与えてしまう
ことになるのです。その相手が頼んだわけでもなく、パワーを手渡されたことに気づいて
さえもいないのに、です。
しかし、実際には、こういった心の中にあるパワー、認められること、愛、怒り、喜びなどは
(他人から与えられるものではなく)すべて私たちの中に存在しているのです。
そしてこれこそが、私たちが引き出していない「隠れたパワーの源」なのです。
一つ例を挙げましょう。
あなたに未だに恋い焦がれている元彼(元カノ)がいるとしましょう。あなたをもう受け入れ
ない彼(彼女)に対し、あなたは「幸せで愛されていた、あの素晴らしいひとときをまた手に
したい」と思っている、とします。
でも、実際には「あなたが感じていた愛の源」は、あなたの外側にあったのではなく、
あなたの内側に存在していたのです。
元彼(元カノ)はあなたと一緒に同じ部屋にいたかもしれませんが、「愛されている」という
感情の源は、あなた自身のマインド、心の中に存在していたのです。「元彼(元カノ)と
一緒にいる」環境をどう受け止めるかによって、そういった感情を、あなた自身が作り出し
ていたのです。
ということは、あなたには、自分自身を「愛されていると感じさせる」パワーがあり
いつでもあなたをそういう気持ちにすることが可能なのです。他の誰かに頼ることなく。
怒るのか、穏やかなのか?
傷つくのか、喜ぶのか?
気持ちが通じるのか、通じないのか?
受け入れられるのか、拒否されるのか?
どちらの感情を選ぶのかは、あなた自身が決められるのです。
これは、他の人はあなたにひどいことをしていない、というわけではありません。
でも、そのひどい出来事のために、私たちが落ち込む必要はないということです。
ひどい出来事が起こったら、それをそーっと受け流して、自分で感情を選ぶのです。
もちろん「言うのは簡単だけど、やるのは難しい」でしょうが、それでも、その
パワーは私たちの中に存在しているのです。
また、「じゃあ、もう他人は必要ない」とか、「そうなると、私たちは完全に孤立した
自分自身だけの島に存在している」と言ってるわけでもありません。私たちは、自分が
気づいている以上に、他者とは相互接続されています。
自分自身を、他人の心とも繋がっている、相互接続されたものとして見ることは
インナーパワーを引き出す一つの方法となります。
自分の心だけでなく、他人の心にも目を向け、その痛みや愛を見つめることは、
自分自身を、意味のある愛される存在にしてくれるためのパワーを引き出す
素晴らしい方法です。
でも、間違わないで欲しいのは、そのパワーは他のどこでもなく、あなたの中に在る
ということです。
自分と他人を自ら愛することで、自分自身を愛される存在にすることができるのです。
自分を見つめ、その中に見えるミラクルを見つける。わたしはありのままで充分なんだと知る
ことで、自分自身を、愛され受け入れられる存在にすることができるのです。
批判、軽蔑することを手放し、物事のありのままを愛して、すべてはそのままで充分なのだと
気づくことが、自分を心穏やかにさせるのです。
私たちはすべて他人と繋がっているということに気づき、他者を気遣い、この美しい瞬間に
感謝すること、ただありのままでいることで、自分自身に喜びを与えることができるのです。
感想
国内外問わず、世界中で多くの人々から愛されているミニマリストの方々は、私たちが「実は体
験しているけれども」「気づいていない」心の動きや、人生を豊かにしてくれる方法を、こうや
って言葉にしてくれている存在だなと思います。
ちょっとした出来事で感情が動いたときに、その感情の理由を「自分の外側(環境とか人とか)
に求める」のでなく、「いまの自分の状況をどう感じるかは、自分次第でなんとでもなる」と
いう事実を伝えてくれる。
私たち、それぞれが持つ人生の環境で、起こる出来事で、感じる想いというのは、すべて
自分の中に在るものだから、それに興味を持ってあげて、苦しければ優しくしてあげる。
つくづく「自分を幸せにすることはとても大事」だなぁと思った瞬間でした。