Meet the Candidatesに行ってみた in オレゴン

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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。 2018年11月に帰国後、「旅で出会った人たちに、鹿児島に来てもらいたい」と いう想いになり、拠点を探し始めます。 そして、自然豊かな鹿児島で、素敵な場所に出会いました。 2019年は、鹿児島県薩摩地方でシンプルな暮らしを送りながら 外国人向けの民泊を始めました。 そして突然飛び込んできた「スターシード」という言葉。 2019年後半から「宇宙」に目覚めます。 これからは「スターシード」であることを自覚して 今まで以上に自由気ままに、生きていきます。
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4月17日(火)

 

ナンシーが暮らす街は、オレゴン州の海沿いにあるんだけど、

そこはTillamook County(ティラモック カウンティ)と

呼ばれている郡(州の次に大きな行政区画みたいなもの)に

含まれている。

 

5月15日にティラモック郡議員の欠員補充のための選挙が

行われるということで、その議員のポジションを目指す

立候補者の皆さんの正式な自己紹介&住民からの質疑応答を

行う「Meet the Candidates」というイベントがあり、わたし

も一緒に連れて行ってもらえることになった。

 

ちなみにオレゴン州の選挙は、こうやって郵送で投票用紙が

送られてきて、住民はこれに記入して、地域に設置された

投票箱に入れるか、自分で切手を貼って郵送する仕組み。

 

このイベントを、先日チャリティーオークションイベント、

ワイン&チョコレートを主催したAAUWが手伝うとのことで、

ナンシーもそこで出す軽食の一部を用意することに。

 

アメリカでは、とにかく人が集まるところには飲み物と食べ物が

用意されますねー。

 

イベント開始が夜の6時からだったので、のんびりとスーパーで

買い物してた私たち。

気づいたら、結構時間ギリギリになっていることに気づいた。

 

「5時にはスナックを会場にセッティングする予定なのよねぇ」

 

と自宅に着いたのが4時15分。

 

5時に会場に着くためには、4時半にはうちを出なくちゃいけない。

 

さて、15分でスナックを用意できるのか???

 

「やりましょう!」

 

ということで、わたしとナンシーはあらかじめリクエストが出ていた

リンゴチーズクラッカーを作り始めた。

 

まずは、リンゴをスライスして、

(リンゴの色が変わらないように)レモン汁に浸す。

その間にナンシーがチェダーチーズをスライス。

 

準備ができたら、わたしがクラッカーにペッパージャム(コショウ入りの

甘いジャム)を塗って、その上にナンシーがチーズ、リンゴのスライスを

のせていく。

(急いでたので写真撮れず)

 

素晴らしいチームワーク!

ひたすら無言で流れ作業(笑)

 

そして、大きなプレートに2つ分、

およそ30〜40のリンゴチーズクラッカーを用意した。

 

15分程遅れちゃったけど、途中で「今向かってる〜!」と電話を

入れながら、なんとか開始時間に間に合った。

 

候補者紹介が始まるまで、集まった人々はコーヒーを飲んだり、

軽食をつまんだりしながら談笑。

ナンシーが本日司会を務めるリサさんにわたしを紹介してくれた。

「あらー、楽しんでってね。」と力強い握手。

 

時間になり、リサさんがご挨拶。

地元ローカルテレビのクルーもバッチリ撮影開始。

6人の候補者がそれぞれ自己紹介。

そして自分の得意分野とか、興味を持っている分野について話す。

 

そして質疑応答の時間。

事前に住民から寄せられた質問カードを司会のリサさんが読み

それについて、それぞれの候補者が自分の見解を話す。

 

ティラモック郡での重大問題3つはこんな感じ

 

1 木材の伐採について

(わたしも来てすぐに気づいたんだけど)この辺りの山々は不自然なくらいに

一部が禿げ山になっている。これには森林を守りたいと反発する人々と、木材販売

事業を進めたい経済中心の推進派の人々とで意見が割れている状態らしく、

問題になりながらも日々伐採は続いている。

 

2 賃貸物件や(金額的に)購入可能な住宅の不足

ビーチエリアということもあり、この辺には綺麗な家がたくさんあるんだけど

その多くが「バケーションハウス」という別荘で、実際にここで暮らしたいと

思う人々がいざ家を購入したいと思っても、高くて購入するのは難しい。

では、賃貸物件があるのか?というと、それも少なく、若い人たちが住める

ようなアパートなどもほとんどないとのこと。

住宅問題が原因で、ホームレスになってる人もいるという。

大きな産業もないため、スーパーなどの店員を、定年後の年配の方がパートタイム

でやることも多く、それが若い人のフルタイムのポジションを奪っているという

現実もあるらしい。

 

 

3 観光業をもっと盛んにするためにどうすればいいのか?

綺麗なビーチがあって、シーフードも豊富。かわいらしい素敵な街がたくさんある

この地域なんだけど、ティラモックの中心に関しては、とても閑散としていて、

特にこれといったものがないとのこと。

(唯一有名な「ティラモックチーズファクトリー」は街中から少し離れた場所に

あり、観光客は直接そちらへ流れる。)

 

確かに街の中心地は寂しい雰囲気かも。

 

ティラモックの街をどうしていきましょう?という問題。

 

候補者の中には、不動産業の人、農業を引退した人もいて、それぞれ自分の

得意分野の視点から見解を述べていた。

 

こういう具体的な問題とは別に「あなたが立候補してないとしたら、他の候補者

の誰に投票しますか?」とか、「当選したら、メールとか携帯とか、住民が

コンタクトとれるためにどこまで公表するつもりですか?」なーんていう質問も

あった。

 

いいなぁと思ったのは、やっぱり皆さん人前に出るのが慣れている方ばかり

ではなく、一般の市民の方が立候補したりしてるので、自己紹介が「持ってきた

メモの棒読み」だったりする人がいたり、逆にやけに人前で喋るのが得意な

営業マンっぽいめちゃくちゃビジネスマンの人がいたり、個性があること。

良いとか悪いとかではなく、その辺の人が出て来ましたっという感じが、

わたしはとても好感が持てた。

 

なんというか「近い」のだ。

 

きっとたくさんの問題を抱えているんだろうけど、でも素朴な雰囲気があって、

集まってる人たちも「そうだよねぇ。あれどうすんの?」みたいな感じで話したり、

「誰応援してるの?」なんて話をしたりして。

 

そういう「完璧じゃないけど、みんなそれぞれ頑張ってやってます」みたいなのが

わたしは好きなんだなぁ。。。と実感した。

 

Meet the Candidates(立候補者に会おう!)

旅行者としてはなかなか見ることができないイベントに参加させてもらえて

貴重な体験ができました。

ありがとうございました!!

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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。 2018年11月に帰国後、「旅で出会った人たちに、鹿児島に来てもらいたい」と いう想いになり、拠点を探し始めます。 そして、自然豊かな鹿児島で、素敵な場所に出会いました。 2019年は、鹿児島県薩摩地方でシンプルな暮らしを送りながら 外国人向けの民泊を始めました。 そして突然飛び込んできた「スターシード」という言葉。 2019年後半から「宇宙」に目覚めます。 これからは「スターシード」であることを自覚して 今まで以上に自由気ままに、生きていきます。
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