アムトラック鉄道での旅 ー後編ー

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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。 2018年11月に帰国後、「旅で出会った人たちに、鹿児島に来てもらいたい」と いう想いになり、拠点を探し始めます。 そして、自然豊かな鹿児島で、素敵な場所に出会いました。 2019年は、鹿児島県薩摩地方でシンプルな暮らしを送りながら 外国人向けの民泊を始めました。 そして突然飛び込んできた「スターシード」という言葉。 2019年後半から「宇宙」に目覚めます。 これからは「スターシード」であることを自覚して 今まで以上に自由気ままに、生きていきます。
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4月8日(日)

 

ロサンゼルス→ポートランド(オレゴン州)に向けて出発!

アメリカ西海岸を走る「コーストスターライト」と呼ばれるこのコース。

観光列車としても有名らしく、個室になっている寝台車、ビジネスシート、

コーチシートと呼ばれる普通のクラス、にわかれている。

 

私は普通クラスのコーチシートを予約。

座席は飛行機のシートと同じような感じだけど、広くて快適。

リクライニングができて、足元にもフットレストがあるので、

私みたいな小柄な人は、膝を曲げて横になれる感じ。

テーブルと電源コンセントもついているので、パソコンもできる。

WIFIはビジネスシート以上だとついてるらしい。

(コーチシート車両にも、追加料金を払った人にWIFIサービスつけるか

どうかお客様アンケートをとったんだけど「不要」という結果だったから、

サービスが入らなかったとのこと)

 

それでも十分快適。

 

ただ、このコースは人気なだけあって、隣が空席、ってことにはならず。。。

 

それでも、周りを見ると、他にも二つ並んで空いてる席がいくつかあったので、

車掌さんが来たら聞いてみよーっと、チケット確認を待った。

 

車掌さん登場。

私の番になったので、「空いてる席に移ってもいいですか?」と聞いたところ、

「ちょっと待ってて、今からお知らせするから」と言われた。

 

車両すべての席のチケット確認が終わったところで、車掌さんがくるりと

振り返りアナウンスしてくれた。

 

「皆さん、ようこそ!お手洗いは1階にありまーす。カフェスペースが4両先の

1階にあるので、スナックとかコーヒーとか必要な方はどうぞー。ダイニングカーも

あるので、食事をそこでとりたい方は、あとでアナウンスがありまーす。

いくつか空いてる席があるので、そこに移りたい方がいるかもしれませんが、

今日はこの先のオックスナード駅から20名の団体客が乗る予定です。

ということで、この空席は埋まってしまいます。

でも、オックスナード駅までなら、皆さん自由に移動して

もらって結構です。ただ、移った席で飲食はお控えください。

人は飲み物を持つと、かぁーなぁーらぁーず!!こぼします!!(笑)

では、電車の旅をお楽しみくださーい。」

 

楽しい雰囲気。

 

私の隣の席は、同じくポートランドまで行くという青年。

私が通路側の席だったので、「じゃ、私しばらくあっちの空いてる席に行くね」

と2列空いている空席に移った。

しばらく走ると海岸が見えてきた。

おぉ。。。これが太平洋をアメリカ側から見た風景ですか。

オックスナード駅から、中国人の団体客が乗車して、車内はますます

賑やかになり、電車の旅は続く。

持参したスナックを食べたりしながら、移りゆく風景を楽しんだ。

海岸沿いを数時間走り、今度は山々が見える景色。

 

牧場が見えたり、犬を散歩してる人などが、時々電車に向かって手を

振ってくれる。

のどかな風景。。。

 

停車駅が近づいてくると、車内アナウンスが流れる。

そして、「新鮮な空気を吸いたいかたは、ホームに降りてもいいですよ。」

とお知らせがあることもある。

クラマスフォールという駅で、そのアナウンスが流れたので降りてみることにした。

電車を降りて写真を撮っていると、一番後ろの車両の方で写真を撮って

いるおじさんが「おいでおいで」と手招きをしてくれた。

 

行ってみると、客室車両の一番後ろに、一つだけ違う色の車両が。

 

「こっち来て見てごらん、ほら、この一番後ろ。デッキになってて

椅子が置いてあるよ。さっき駅員さんにこのデッキに入って椅子に座れないか

聞いたんだけど、これ外からは無理なんだって。でも、見てここ(客室車両との

繋ぎ目を指差して)、俺たちの車両からこの車両には行けないんだよね。

この車両、外すのに時間がかかるから、停車時間が長い駅に着くまで、こうやって

ただくっつけて走ってるらしい。すごいだろ!?クールだよね!?」

 

とおじさんはすっごく楽しそうに説明してくれた。

こちらがそのクール!な車両。

 

おじさんがあんまり楽しそうだから、思わず、「ちょっと、おじさんの

写真も撮っていい?」と聞くと「そりゃクールだ!!」と快諾してくれた。

 

ワクワクが伝わってくるこの笑顔!

おじさん、ありがとう!

 

そんな楽しい時間もありつつ、電車はどんどん北上。

あっという間に夜になる。

空いてる席がちらほらあるので、そっちに移って、眠ることに。

途中、車掌さんが来たので「ここで寝ていいですか?他の人が来たら

自分の席に戻るので」と聞いたらOKしてくれた。

 

2時間くらい完全に横になって眠れた。

 

車掌さんが来てくれて、「もうすぐ次のお客さんがくるよ」

と教えてくれたので、自分の席に戻る。

柔軟な対応がいい感じ。

 

再び電車での朝を迎えて、外の景色は一変。

母さん。。。。雪です。。。

アリゾナの乾燥地帯から、海沿い、緑豊かな牧草地や

山々の景色を経て、雪景色まで。

 

アメリカは広い!

 

カフェ車両へ行って、ベジバーガーを食べたり、持ってたスナックを

食べたりしながら、電車はどんどんオレゴン州ポートランドへ近く。

鹿児島で働いていたときの友達が留学していた街、ユージーン駅を通った

ので、「こりゃ写真を送らねば」とビデオや写真を撮って送信。

ユージーンの滞在時間5分だけど(笑)

 

ポートランドはもうすぐそこ。

 

この川を渡ると、ポートランドのアムトラック鉄道Union Station(ユニオン駅)。

2日間の電車の旅が終了。

なんだか、あっという間の楽しい時間だった。

 

電車を降りて、みんなゾロゾロと線路を横断。

着きました!ユニオンステーション!

ここから歩いて20分程の距離にあるバックパッカーズ宿を

目指す。

 

グーグルマップのおかげで、迷わず到着。

今日の宿はこちら。1泊4,000円。

とても綺麗な建物で。シャワールームも個室になっている。

1階には可愛らしいカフェもあり、ベーグルと飲み物の朝ごはん

もついている。

 

いい感じ。

 

私が泊まるのは、女性専用の4人部屋。

お腹が空いたので、1階のカフェでバーガーとポテトを食べて

部屋に戻ると、今日のルームメイトが2人いた。

 

カナダでワーキングホリデー滞在している、オーストラリア人のサラ。

しかもメルボルン出身(ということで盛り上がる(笑))

数日後にご両親がオーストラリアからアメリカに遊びに来るので、

一緒にグランドキャニオンに行く予定とのこと。

 

それから、同じくカナダでワーキングホリデー滞在してた韓国人のジャネット。

彼女はもうすぐ韓国に帰るとのこと。

「あー、チヂミとかビビンパとか食べたいんだよねぇ」と私が言うと

「あーーーー!!!知ってるの?わかる!!食べたい!!」

と二人で韓国料理を思い出し、悶えた(笑)

 

疲れたからもう寝ちゃうねー、と言うジャネットにおやすみを言って、

サラと私は近くのバーへ行くことにした。

 

二人で飲みながら(てか私はジンジャーエールだったけど)、いろんな話をした。

サラが大好きな犬の話に始まり、カナダで出会った人々のこと。

今まで全然興味がなかったけど、いろんな人との出会いがあって、スピリチュアル

な考え方に興味を持ち始めたと話すサラ。

私がセドナでの体験を話すと、すごく興味深い様子で耳を傾けてくれた。

 

たった2時間くらいだったけど、素敵な時間だった。

 

部屋に戻って横になると、すぐに熟睡。。。

 

アムトラック鉄道での旅が完了。

やってよかった鉄道の旅。

 

いよいよ明日は、ナンシーに会える!!!!

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