オークランド博物館 in ニュージーランド
3月30日(金)
イースターのフライデーということで、オークランドの
メインストリートもほとんどお店が閉まっている。
昨夜から今日にかけて、本来8人部屋のバックパッカーズの
この部屋も、私を含めて3人しか泊まる人がいなかった。
隣のベッドにいた、アルゼンチン人のマリヤとおしゃべり。
彼女は、ニュージーランドに1年半住んでいて、今回2週間休みが
取れたので、オークランドへ旅行に来たとのこと。
イギリス人のボーイフレンドとニュージーランドで出会い、
そのままお互いに仕事を見つけて、働きながら一緒に暮らしている。
「ここで出会って、お互いにこういう外国で仕事しながら一緒に
暮らすってすっごくいいねぇー。」
と私が言うと、マリヤが
「ワーホリ(ワーキングホリデービザを取ってニュージーランドで働く)
やろうと思わないの?」と聞いてきたので、
「だって、年が(年齢制限が。。。)ダメだもん。」
と答えると
「何歳なの?」
「45歳」
「えーっ!?嘘!?日本人ってさー、本当に若く見えるよね。なんで?
ねー、なんで?何食べてんの?」と驚く。
日本では年相応でも、海外では、だいたい若く見られるよなぁ。。。
マリヤは、私が昨日行ったティリティリマタンギ島のことが気になるらしく、
私が持ってたパンフレットを熟読。
「今度、ボーイフレンドと一緒に行くといいよー。」
と言うと、すごく嬉しそうに
「うん、そうする!」
と笑った。
そして、私の顔を見て、真顔になって
「ねぇ、マジで。。。何食べてんの?」
なかなか面白い(笑)
それで私が「ご飯と味噌汁」なんて笑いながら言うと、
「あー、私、昔シェアハウスに住んでて、そこにいた日本人のアユム?が作ってくれた
日本食で大好きなのがあったんだよ。なんだっけ、あの、キャベツの。。。」
「お好み焼きかな?」
「そぉー!!!あれ美味しいよねぇ!!!」
なんて話で盛り上がった。
初日に同室だったイギリス人の女性も言ってたんだけど、ひとり旅のときに
普通のホテルに泊まると、本当に人と出会う機会が少ない。
だから、多少不便で大変でも、時々こういうバックパッカーズに泊まる。
そうすると、友達ができたり、ヒマな時に楽しいおしゃべりができる。
マリヤとはその後もペットの話をしたり、楽しい時間を過ごすことができた。
さて、イースターフライデーでお店が閉まっているとなると、今日は
どこへ行こうかな?
ネットで調べていると、オークランド博物館が開いているのがわかった。
オークランド博物館は、オークランドシティから少し離れた、広大な
緑の公園や、植物園のある敷地内にあり、ニュージーランドのマオリに
関する所蔵物が豊富なところだ。
気候もいいし、ゆっくりお散歩。
途中の公園には、巨大な木が何本も。
すごい。。。生命力。
大きな枝が歩道にはりだしていて、力強い。
根っこが相当這ってるわけで。
ゴツゴツした木の肌に触るととても気持ちがいい。
博物館に到着。
観光バスも来ていたり、家族連れも来ていて賑やか。
チケットを購入。
「どこから来たの?」と聞かれて、「日本」と答えると、日本語の説明書きを
くれて、カフェの位置とか、お水が飲めるところとか丁寧に教えてくれた。
中に入ると、マオリの大きな船が展示されていたり、
建築が再現されていたり、
体にタトゥーを入れているビデオなども流れていた。
顔にタトゥーなんて、痛すぎる。。。とか。
飾りのものは大きくて迫力がある。
その他にも、日常品のカゴとか、織物もたくさん展示されていた。
こういう手作りの繊細さは、尊敬する。
全てが細かくて綺麗で、丁寧な暮らし。
他の階では、ニュージーランドの生き物(剥製)が展示されていたり
火山の仕組みとか、アジアの陶器や戦争についての記録とか。。。
とにかく幅広く、知識を得ることができる場所だった。
本物は見れなかった。。。キウイ。
恐竜のレプリカも。
2時間くらいずっと見てまわって、クタクタに疲れてしまい、
あとは居心地のいいソファに座って、快適なフリーWIFIでパソコン作業。
気づけば夕方。
ふと、アメリカのナンシーにお土産を買いたくなって、ショップへ。
ニュージーランドの鳥が描いてあるティータオル。
喜んでくれるといいなぁ。。。
1日たっぷり楽しめる、素敵な博物館だった。
ニュージーランドもあと2日。
アメリカ行きが近づいている。。。