ティリティリマタンギ島 in ニュージーランド

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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。 2018年11月に帰国後、「旅で出会った人たちに、鹿児島に来てもらいたい」と いう想いになり、拠点を探し始めます。 そして、自然豊かな鹿児島で、素敵な場所に出会いました。 2019年は、鹿児島県薩摩地方でシンプルな暮らしを送りながら 外国人向けの民泊を始めました。 そして突然飛び込んできた「スターシード」という言葉。 2019年後半から「宇宙」に目覚めます。 これからは「スターシード」であることを自覚して 今まで以上に自由気ままに、生きていきます。
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3月29日(木)

昨日から、オークランドシティーに宿泊している。

今日はフェリーに乗って、ニュージーランドの野鳥保護区に指定

されている、ティリティリマタンギ島へ行くことにした。

秋らしいいいお天気。

雲が秋ですね。

フェリー乗り場の可愛らしい建物。

チケットは、前日ネットで予約。

オークランドシティー港から約1時間15分の船旅

素敵な雰囲気のカップル

ちなみに男性カップルなんだけど、すごく自然で、

そういえば日本ではまだ見ないなぁ、男性カップルが

こうやってくつろいでる感じ、とふと思った。

 

1時間くらい経ったところで、GULFなんとかという港に到着

そこでさらに乗客を乗せて、ティリティリマタンギ島へ。

もうすぐそこ!

この小さい島には住民はおらず、管理のためのスタッフ

が在住しているのと、15人程が泊まれる宿泊施設があるだけ。

島に着いたら、「上陸」という感じで陸に上がります。

この島は、元々は自然豊かな島だったけれども、ヨーロッパ

の影響で牧畜や農業が始まったときに、この島にも人の手が伸びて

瞬く間に伐採、開拓が進み、島のほとんどが牧場や農地になって

森林が失われてしまったそうだ。

1940年当時の島の写真

そして、この島の森林を元に戻そう!という働きかけがあり、

1984年から、人の手で一本一本植樹が始まった。

10年かけて280,000以上の木が植えられたとのこと。

「子供の時に、ボランティアで植樹に来た」という女性が

「30年ぶりに来てみてびっくりした」なんて話も聞いた。

 

だから、この島は自然保護のために、多くの人からとても大切に

守られている。トレッキングツアーの人たちもボランティア。

フェリーに乗ってるときも、船内アナウンスで「皆様に一つ大きな

お願いがあります。この島にいる間、もしゴミが落ちているのを

見つけたら、拾ってください。この島を綺麗に保ちたいのです。」

と話されているのを聞いて、人が意志を持って動けば、大きな力に

なるんだなぁと感動した。

 

島に着いたら、4・5人のグループに別れて、それぞれボランティア

のガイドさんについてトレッキング。

私が入ったグループは、アメリカから息子さんを訪ねて来ている女性と

ニュージーランド在住のご夫妻、それからニュージーランドでインターン

シップを終えて、帰国前に旅行しているという日本人の女の子の4人。

 

まずはビーチを歩く。

ガイドさんが、この島の歴史を説明してくれながら、「これ見て」

と何か小さな袋を取り出した。

これが、木の種。

「信じられる?この小さな種があれになるのよ。」

と指差した先には、樹齢500年以上の大木。

しっかりと地面に根を張り、強い風で枝が大きく

曲がっているけれども、力強く生き続けている。

 

ビーチからトレッキングコースに入る。

森の中、小鳥たちの鳴き声が賑やかになり、

途中で足を止めながら、バードウォッチング。

合わせて、植物の説明もしてくれる。

出来るだけ、自然に近い状態で保護したいけれども

野鳥を保護するために、少し手助けが必要とのことで、

花が咲いていない季節だけ、鳥たちが花の蜜を吸えない

ので、砂糖水が設置してある場所があった。

 

鳥たちは、人間のことはあまり気にしていないみたいで

私たちが近くで写真を撮っても逃げることなく砂糖水を

飲んでいた。

可愛い。。。

トレッキングツアーが終わりかけた頃、ガイドさんが

「ちょっと待って」と少し興奮した様子で、耳を澄まし

少し離れた木々の近くに忍び足で近づいて行った。

そしてゆっくり私たちに「おいでおいで」としながら

枝の一つを指差した。

KOKAKOという鳥。

滅多に見ることがない、という。

ガイドさんは「たまーに見れるんだけど、こんなに長い間

そばで見れたことはないわぁ〜。」ととても嬉しそうに

他のガイドさんにも話していた。

 

綺麗な鳥だった。

 

丘の上から島全体を眺めて、ビジターセンターへ。

ツアーはここで終了。

 

それぞれ持参したランチをとって、フェリーが迎えに来る

3時半まで自由行動。

 

木陰に座っていると、フェリーで近くの席に座っていた

白髪の老夫婦がやって来て、すっかりお友達みたいな雰囲気で

「そっちのトレッキングツアーどうだった?」と話しかけてくれた。

そして、「もうしばらくここにいる?ちょっとこの荷物見てて

欲しいんだけど」と荷物番を頼まれた(笑)

のんびりしてて、いい雰囲気。。。

 

私は、同じグループで会った日本人のカオちゃんと一緒にランチ。

 

可愛くて、おとなしい感じの彼女は、見かけによらず、

自転車で一人日本縦断したというツワモノで、「夏だったから

野宿したりしましたぁ。」なんてさらっと言いながらいろいろと

おしゃべりすることができた。

 

これから日本に帰って、お互いに仕事とかどうするかねぇ。。。

なんて、めちゃくちゃ緩いトーンで話しながら(お互いに現実味が

まだないんだなぁ。。。)、初めて会ったんだけど、リラックス

した時間を一緒に過ごすことができた。

 

 

ランチ食べながら、気持ちのいい木陰でおしゃべりしてたら

あっという間に帰りのフェリーの時間。

 

今日はこの島に一泊する(いいなぁ。。。)カオちゃんとバイバイして

フェリー乗り場に向かった。

フェリーが来た。

雨がポツポツと降り始めたので、中の席に座ると、さっきのご夫婦

の奥さんがすぐに私の前の席に来てくれた。

スコットランド人のご主人とカナダで育った奥さん

息子さんのフィアンセがニュージーランド人で、自分の国で結婚式を

したいということで、家族みんなでニュージーランドに来ているとのこと。

「どこから来たの?」とか「これからどこ行くの?」なんて聞いてくれて

しばらくおしゃべり。

 

たくさん歩いたせいか、途中からお互いに眠くなり、うとうとしてるうちに

オークランドへ到着。

 

鳥の楽園、ティリティリマタンギ島。

楽しかった!

今度来た時は、絶対に島に宿泊するぞー。

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