皆既月食

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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。 2018年11月に帰国後、「旅で出会った人たちに、鹿児島に来てもらいたい」と いう想いになり、拠点を探し始めます。 そして、自然豊かな鹿児島で、素敵な場所に出会いました。 2019年は、鹿児島県薩摩地方でシンプルな暮らしを送りながら 外国人向けの民泊を始めました。 そして突然飛び込んできた「スターシード」という言葉。 2019年後半から「宇宙」に目覚めます。 これからは「スターシード」であることを自覚して 今まで以上に自由気ままに、生きていきます。
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みんなが「今日はブルームーンでフルムーンだね」
なんて話をしていた。
帰り道に大きな月が目の前にドーンと見えて
「綺麗な月だなぁ。。。」
と思いながら帰った。

ゲストハウスに戻って、シャワーを浴びて
くつろいでいると、部屋の外で私を呼ぶ声
「ん?」と思って外に顔を出すと、ゲストハウスの
オーナーご夫妻が、楽しそうに
「太陽がすごいよ!」とおいでおいでと誘ってくれた。

ちょうど皆既月食が始まっていた。
お父さんは、笑いながら「太陽じゃなかった、月だね」と
言って、ここからならよく見える、と月が見やすいところ
に連れて行ってくれた。

オーナーさんご夫婦はほとんど英語が話せない。
なんとなくジェスチャーも交えながら、片言の英語で
会話をしている私たち。

最初の2日間は貸切だったけど、その後は何人か他の
ゲストも泊まっていて、でも2階のテラスでいつも
お茶飲みながらパソコン作業していた私のことを常に
気遣ってくれて、他のゲストがいなくなると
「ミナコォ〜」と身振り手振りで2階が空いたから
上に行きなさい、と教えてくれたりする。

私も2人が留守のときに新しいゲストがチェックインに
来たら、なんとなく部屋まで案内して、戻ってきた2人に
「中国の人が2人チェックインしたらか部屋案内しといた」
なんてやりとりをしていた。
そうするとお母さんは嬉しそうに
「ありがとう!家族と夕食食べてきたの」なんて言って。

タイらしいというのか、のんびりした雰囲気。

そんな2人と皆既月食を鑑賞した。
夜の風が涼しくて気持ちいい。
オレンジ色にぼんやり光る月がほぼ隠れた。
そしてしばらくするとまたぼんやりとオレンジの月が顔を出す。

幻想的な空をぼーっと見つめていると、お母さんが
手に持った袋(お財布袋)の口を両手で開けて、月食中の
月に掲げながら何やら大きな声で言い始めた。

私が「???」という顔をしているのを見たお母さん
笑いながら、招き猫のキーホルダーも一緒に掲げると
「マネー!マネー!」の大合唱

「そうなの!?そんなんお願いするの?」と笑い出した私。

すかさずカメラを向けると、お母さんは嬉しそうに
月に向かってお財布を掲げてくれた。
「お金くださーい」とお願いしながら(笑)
お父さんも後ろで応援の拍手。

幻想的な皆既月食の夜は、笑いに包まれた
「お月さまへのおねだり」儀式に変わった。

 

撮した動画を日本にいる友達に送ったことを
お母さんに伝えると、ケラケラ笑って再び
招き猫のキーホルダーを振ってくれた。

後日まわりの人たちにも聞いてみたんだけど
タイ人がそれやってるのを見た人は誰もいなかった。

それがタイの風習なのかどうか。
ジェスチャーでは質問及び回答は不可能だったので
謎のままですが。。。(笑)

それから、翌朝にはチェックアウトする私に、お父さんが果物をくれた。
身振り手振りで、「黄色くなったら実を食べて、種は日本に
植えなさい」と伝えてくれた。

たった1週間の滞在だったけど、まるでホームステイのような
体験をさせてもらうことができた。




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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。 2018年11月に帰国後、「旅で出会った人たちに、鹿児島に来てもらいたい」と いう想いになり、拠点を探し始めます。 そして、自然豊かな鹿児島で、素敵な場所に出会いました。 2019年は、鹿児島県薩摩地方でシンプルな暮らしを送りながら 外国人向けの民泊を始めました。 そして突然飛び込んできた「スターシード」という言葉。 2019年後半から「宇宙」に目覚めます。 これからは「スターシード」であることを自覚して 今まで以上に自由気ままに、生きていきます。
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