ナンシーと再会!
4月10日(火)
朝、7時前に起床。
荷物をまとめて、身支度して、8時過ぎにサラと一緒に1階の
カフェへ行った。ベーグルと紅茶で朝食。
朝食が済んだところで、サラとジャネットにさよならして、ユニオンステーションを目指す。
今日の午後にはナンシーに会える!
↓ナンシーとの再会についてはこちらの投稿もどうぞ↓
さすがオレゴン、さっそくの小雨。
(オレゴンって雨が多い場所だって、アメリカ来るまで知らなかった。。。)
15分ほど歩いてバスターミナルに到着。
バスチケットを購入。
グレイハウンドバス
大型バスで、中にはトイレもあり、フリーWIFIもついている。
オレゴン生まれ、オレゴン育ちの女性ドライバーさん。
私が初めてオレゴンに来て、これから友達のところに行く
という話をしたら、まるでバスガイドさんみたいに、途中
見えるいろんな景色を説明してくれた。
右手に見えるのは、小型飛行機の飛行場で、観光フライトみたいな
ことができるんだよー。
とか、向こうに見えるロックが、オレゴンで2番目に大きいものよ。
(1番大きいのはどこか?って聞かないでねぇ、知らないから(笑))
とか、黄色い花畑が見えてきたら、「これって夜に通ったら、黄色く
光ってすごく綺麗なのよ、とか。
彼女のおかげで、緑が豊かなこの景色が、またさらに具体的に見えてくる。
途中、「エンジンランプが点きっぱなしになってるから、ちょっと担当者と
電話する必要があるので、ここで5分止まりまーす。」と言われ、休憩。
田舎のドライブインみたいなところで、謎の彫刻を撮影。
雪オトコ的な?ですか?
どうやらこの辺には、木彫りをする人たちがたくさんいるらしい。
問題解決したらしく、再びバスは走り出す。
「今日は嵐がくる予定だったんだけどねぇ。。。」
と運転手さんが言いながら、私が乗り換えする予定のバス停に
到着したときには、こんなにいい天気に恵まれた。
「ほら、あれがあなたが次に乗るバスよ。」
と運転手さんが、その先に停まってるバスを見つけてくれて、グレイハウンドバスの旅はここで終了。
お世話になりましたー。
ここからは、ローカルバスの旅となります。
停まってるバスに近づいて行ったら、運転手さんがドアを
開けてくれて、「このバス20分後に発車する予定だから
まだ乗客は乗せられないよ。」と教えてくれた。
しばらく街を散策。
可愛らしいお店がいくつか並んでて、グレイハウンドの運転手さん
曰く、「ちょっと値段が高い感じの洒落たお店(ファンシーな店と表現します)が集まってる街」とのこと。
それにしても綺麗な青空です。
20分はあっという間に過ぎて、バスに乗車。
可愛らしいバス。
一番前の席に座った。
私の目の前はかなりのスペースが空いている。
車椅子がいつでも乗れるように、座席をたたんである。
そして、一般の乗客が乗るドアとは別に、リフトが使える
ドアがついている。
福祉が充実してて、いい感じ。
さらに運転手さん、私が降りたいバス停の名前を伝えると、
「ここで降ろして欲しい、っていうポイントがあれば、そこで降ろすけど、バス停でいいの?」と
聞いてくれた。
素晴らしい!
「初めて行く場所で、友達が迎えにきてくれる予定だから、
バス停で大丈夫です。ありがとう。」
と伝えると、
「おぉ、それなら良かった」
と言ってくれた。
なんだか、皆さん親切でいい雰囲気。
海沿いの道をバスに揺られること約1時間。
ナンシーの住む街に到着した。
用事があって、その時間には迎えに行けないから、バス停から道路を
渡ったところで待っててー。みたいなことを電話で話したときに
言われたので、そこで待とうと思ったんだけど、まだ時間があるから
やっぱりウロウロしてみる。
海沿いを走る線路。
今も使われてるのかな?
まずは喉が渇いたので、スーパーへ。
田舎の「少しだけどなんでも置いてあるお店」みたいなスーパーで
ラズベリーアイスティーを購入。
アイスティーを片手に、そのままメイン道路沿いのお店を見て回る。
かわいらしい雑貨屋さんがあったので、そこに入って
ぶらぶらしてたらナンシーから電話が。。。
「どこにいるの?」
おっと、待ち合わせ場所から離れてましたー。
お店の名前を伝えると、「あー、わかった。じゃあ、そこに行くね。」
とお店まで来てくれた。
グリーンの車が近づいて来て、ナンシーがニコニコしながら乗っている。
パーキングに車を停めて、ナンシーが車から降りてきた。
15年ぐらいぶりの再会。
ハグ。
こうやって、元気なナンシーと再び会える日が来るなんて思わなかった。
予想がつかないことが起こる。
人生って面白い。
会った途端、積もる話がいっぱいあって、もう思いつくままに会話が弾む。
彼女がコネチカット州からオレゴン州に引っ越してきて、もう10年くらいになるそうで、幸運なことに彼女は、人生2回目となる腎臓移植を受けることができた。
移植された腎臓は、彼女の身体に適応して、今では、ある程度の制限はあるものの、旅行を楽しめるまでになったとのこと。
私が「いいな〜。」と思ったのは、彼女がその腎臓移植をギフトだと感じていて、与えられた健康的な暮らしを、たくさんのボランティア活動に費やして、それをとても楽しんでいること。
そして友達と国内外を旅行したり、ペットのチワワを連れて海岸を散歩したり、充実した日々を送っている。
「あなたがこんなに元気に楽しく暮らしてるのがわかって、本当に嬉しい!」
と伝えると、彼女もすごく嬉しいそうに、「そうでしょ?ありがとう!」と喜んでくれた。
ビーチから歩いて10分の場所にある、可愛らしい家に到着。
「ここがあなたの部屋よ」と私の寝室になる部屋を見せてくれた。
窓からの眺めが絵本みたい。
ナンシーは、「私、これをいまでも持ってるのよ」と、私が10年以上前に送った手紙を見せてくれた。
お互いに数回引っ越ししてて、手紙を送ってたけど行き違いになっていたことがわかった。
そして、私たちはいま、こうして最高のタイミングで再会できたことを喜んだ。
「これから、いろんなことやるわよ〜!」とナンシーが笑った。
オレゴン滞在、どんな体験が待ってるんだろう?楽しみ!!