インドネシア バリ島へ

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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。 2018年11月に帰国後、「旅で出会った人たちに、鹿児島に来てもらいたい」と いう想いになり、拠点を探し始めます。 そして、自然豊かな鹿児島で、素敵な場所に出会いました。 2019年は、鹿児島県薩摩地方でシンプルな暮らしを送りながら 外国人向けの民泊を始めました。 そして突然飛び込んできた「スターシード」という言葉。 2019年後半から「宇宙」に目覚めます。 これからは「スターシード」であることを自覚して 今まで以上に自由気ままに、生きていきます。
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2月17日(土)

夜8時45分の飛行機で、シンガポールからインドネシアの

バリ島へ移動した。

バリに着いて入国審査。11時半の到着だったけど、他にも

飛行機が到着していて、入国審査は長蛇の列。

30分以上かかってバリに入国できた。

 

夜遅い到着だったので、ホテルは空港から歩いて15分

くらいのゲストハウスを予約していた。

 

噂に聞いていた、バリの空港でのタクシー運転手の皆さんの客引き。

 

「タクシー!タクシー!」

挨拶のように声をかけて、一緒に歩きながら粘る。

 

私は、もう「歩く」って決めてたから、「大丈夫、道知ってるから」

なんて言って断って、どんどん進んだ。

空港の敷地を出るところまでは順調。車も多いし、道も暗くない。

あ〜、よかった。と思いながら進んでいた。

 

と。。。あれ?どこだ?

ネットで調べた道どおりにくればこの道沿いのはずなんだけど、

(後で気づいたんだけど、一箇所右を左に曲がってしまってた。。。)

急に。。。。迷子。

 

空港だと高額になるから、SIMカードも買ってないので、

スマホの地図もわからず。。。

困った。

 

あ〜、もう諦めよう。と道端のバイクタクシーの運転手さんに声をかけた。

「このホテルに行きたいんだけど」

調べてくれる。周りにいた5人くらいのタクシー運転手の皆さん集合。

 

あー、わかったかも(私はまだわからないけど。。。急に人任せ)

と一人が言って、じゃあ値段交渉しなくちゃ。。と思った途端

ふと気づく。

 

あ、私まだお金下ろしてない。。。。

 

げぇ〜!と思って、「キャッシュないんだった」と伝えた。

 

タクシー運転手の皆さん。。。散る。。。(笑)

 

もう、じゃあお金下ろさなくちゃ、と思って、ふと見ると

前の方にコンビニが見えた。

入ったら、若い店員さんがいたので、ホテル名と住所を見せて

「ここに行きたいんだけど」と聞いてみた。

スマホで調べてくれようとするんだけど、なかなか繋がらず。

裏でご飯食べてた仲間に声をかける。仲間のスマホで地図を見ることができた。

「場所わかった。でも、歩き?遠いよ。」

反対側に結構歩いてきちゃったんだなー。

バックパック背負って、疲れたし、歩きたくないなぁ。。。

「あー、疲れた。」という私に、店員さんが、裏でご飯食べてた仲間に

「お前送ってけよ」と声をかける。

「えー、嫌だよ。」と断られる。

「私もう疲れた〜。」とぼやくと、断った子が、仕事中の

その店員さんに、「お前が俺のバイクで連れてけばいいじゃん」と提案。

「いいよ」とその子。

「本当に?」というところで、コンビニにタクシー運転手らしき中年男性登場。

私の顔を見て「どこに行くの?タクシー?」ともちろん客引きされた。

 

おじさんの顔がなんとなく暗い感じだなぁ、これ高くつくパターンかもなぁ、

と思ったので、おじさんに「この友達が送ってくれるから大丈夫」と断った。

 

さぁ、ここからまた交渉。バイク貸してくれる子が面白そうに「いくら?いくら?」

と聞いてくる。私はとっさに計算しようとするんだけど、インドネシアのお金

なんせ額が大きいもんで、全然頭に入ってこない。

 

えー、初乗り料金で500円くらいかなぁ?と頭の中で思いながら、

計算機を叩いてみる。そして、とりあえず、言ってみる。

「10,000ルピアかな(80円)」

するとバイク貸してくれる子が「えー!」と言いながら「20,000ルピアだね」

(えー、160円でいいの?ラッキー)と思ったけど、顔に出さないで

「んー、15,000とか?」

男の子たちは楽しそうにゲラゲラ笑いながら「だって20,000ルピアって2ドルだよ!」

という、私は「んー」と考えながら、「そっか、2ドルだもんね。わかった!」

と160円で交渉成立した。

 

私は場所教えてもらって、近くのATMでお金を下ろし、とりあえず

「ちょっと待って、喉が渇いた」

とそのコンビニで50円のお水を買って大きいお金を崩す。

ご飯食べてた子の隣に座って、水飲みながら休憩。

「ふぅー!!疲れたよ。」と言うと、お互いニコニコ笑って、そこから自己紹介。

 

少し話して、店員の男の子の準備も整ったところでみんな(3、4人?)に

挨拶。「みんなありがとう!本当に助かった。行ってくるねー!」

店員の子が私のバックパックを背負ってくれてたもんだから、みんな面白がって

笑いながら送り出してくれた。

 

男の子はまだ学生さんみたいな若さだったけど、このコンビニで働いて3年。

日本のアニメとか、侍の刀とか、大好きとのこと。

日本語で「ありがとう」ってなんて言うの?とか、インドネシア語を

少し教えてくれたり、楽しく喋りながらバイク置き場まで行った。

 

バイクに乗って、1分しないうちに、先ほどの本業バイクタクシーの皆さんの

横を通過。。。。5分ほどでホテルに到着した。

 

20,000ルピア渡して、「本当にありがとう!!」とお礼言って、ついでに

一緒に写真撮ってバイバイした。

 

1時半過ぎ。ホテルにチェックイン。

ここでまた、ホテルの人に「明日ウブドに行くんだけど、タクシー呼んでくれる?」

って私が聞いちゃったもんだから、タクシーの話が続く。

 

するとホテルに電話が。

「さっきのタクシー運転手(だと、ホテルの人は思ってる。制服着てたし。)から。

なんか荷物を忘れてるとか言ってる。」と言われた。でも何も忘れてない。

「忘れてません」とホテルの人が言ってくれて、電話を切った。

1分くらいでまた電話。

また「タクシーの運転手」

「ん?」と思って電話を代わると、少し焦った感じでさっきの男の子の声。

 

「ミナ!!多く払い過ぎてるよ!!」

暗くて見えないし、ちゃんと見なかったからか、私は100,000ルピア札2枚

渡しちゃっていた。1,600円払っちゃた。

「どうすればいい?」と聞いたら、明日仕事が終わる朝8時にお釣りを

持ってきてくれることになった。つくづく、申し訳ない。。。いい人だ。。。

 

翌朝、わざわざ来てもらうの申し訳ないので、7時過ぎに歩いてコンビニに行った。

まだ仕事してるかな?と思ったけど店にはいなかったので、やっぱりホテル

で待ったほうがいいのかな、と思って店を出ようとした。すると誰かが呼んで

くれたみたいで、昨日の子が奥から出て来てくれた。

「おはよう。ありがとう。電話も。金額間違えた。ゴメンね。」というと

ちょっと眠そうな彼がお釣りを渡してくれた。

170,000ルピア

私はお釣りを確認して(240円か、最初の値段(160円)より高いけど、いいかっ)

と思って、そのまま「OK」とお釣りを受け取って、

「昨日はマジでありがとう!本当に助かった!」とお礼を言った。

 

男の子の片手に、私から勝手に多くもらっちゃった10,000ルピア札が1枚あった。

一瞬迷ったような間があって、彼はそのお金を自分のポケットに入れた。

良心がチクってしたような顔。

 

そして、私に「ねー、これからホテルに帰るなら、バイクで送るよ。タダで。」

と言ってくれた。彼の良心が何か埋め合わせをしようとしたんだろうなぁと想像できた。

 

「歩いて帰るから大丈夫だよ、ありがとう」と笑ってそのままバイバイした。

本当に昨日は助かったし、私は安くで「安心と楽しい時間」がもらえて嬉しかったのだ。

 

彼が「勝手にお金を少し多くもらったこと」は、彼の問題だと私は思っている。

悪いことをしていると認識しているのにやってしまった人は、それを

「自分で気づいて、次はやらない」のが一番いいと思うからだ。

 

だから、彼が「多くのバリの人たちが、観光客からちょっとお釣りをちょろまかす」

みたいことを「みんなやってるし」とやってしまったことに対して(慣れてない

感じだった。若いし、観光客相手の仕事じゃないし)、どう感じたのか?

この経験が「ちょっと苦い経験」になったのか、それとも他のバリ人みたいに

だんだん回数を重ねて慣れていくことで、良心の声が聞こえづらくなるのか?

 

できれば前者がいいなと思うけど、後者でもいいと思っている。

後者は「気づくまでに時間がかかるだけ」の違いだから。

 

私も経験がある。過去に自分が何かやってしまった間違いを

今でも思い出して「悪かったなぁ。。。」と心がキュっとする。

そしてそれはほとんど、その相手が私の態度に対して、何も言わなかったとき。

 

相手が怒ったり、私を非難したりした時は、私は自分の非を棚に上げて

「相手の非を見つけ、批判すること」で、自分の問題をすり替えていたからだ。

 

ということで、今ではすっかり「間違いは、自分で気づいて自分で直すのよね、結局。」

みたいな想いになっている。なんでもいい、本当に、なんでもありだと思う。

 

バリ島、初日からなかなかいい感じです。

 

 

 

 

 

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