Baan Kang Wat(バーン・カーン・ワット)
2月10日(土)
のんびり週末の朝(なーんて言って毎日日曜日ですが)。
朝ご飯は、ゲストハウスから歩いて3分のテラコッタカフェへ。
カフェラテとトーストを頼んで、パソコン作業していると
店員の女の子が話しかけてくれた。
「日本人ですか?」と聞いて、私のパソコンを
興味深そうに覗き込む。
「そう、日本人」と答えると、その子は嬉しそうに
PCのキーボードを指差してにっこり笑った。
あー、そっか。キーボードに書いてあるひらがなね。
あまり意識したことがなかったけど、確かに外国人からしたら
珍しいかも。
じゃ、タイ語だとどんな感じなんだろう?
彼女のスマホを見せてもらった。
44文字あるらしく、一画面では収まらないので、画面を
切り替える必要があるみたい。
タイ語って可愛らしい文字。
お互いのスマホを覗き込んで、「わー、可愛いね」と笑った。
すると彼女はスマホの写真を一枚見せてくれた。
雪だるまの写真。
彼女は双子で、双子のお姉さんは今、結婚してフランスに住んでいる。
雪が降ったので、彼女のために雪だるまを作って、写真を撮って
送ってくれたとのこと。
もう1年2ヶ月も会っていない、と寂しそうに話してくれた。
電話とメッセージでいつでもやり取りできるけど、仲の良い双子の姉妹
が遠くに離れて暮らすのは、きっとすごく寂しいだろうなぁと思った。
しばらくすると常連さんっぽい西洋人の男性がやってきた。
店員さんとも親しげに話をしている。
オレゴン在住の方で、私が日本人だとわかると、これまた写真を見せてくれた。
「京水菜の種」(笑)
日本に旅行に行った際、静岡で購入して、オレゴンで育てて食べたら
めちゃくちゃ美味しかったとのこと。
「どう料理しても、サイコーに美味しいんだ」と絶賛だった。
さすがっす、京野菜!
カフェに一人でいると、こうしてちょっとした会話が楽しめる。
お昼近くまでゆっくりして、店員の女の子に「早くお姉さんに会えるといいね」
と挨拶をして、カフェを後にした。
周りを少し散歩。
チェンマイは、建設ラッシュが続いていて、ここ数年で街の様子もどんどん
変わっているとのこと。
足場が竹で組んであるのが新鮮。
ぶらぶら歩いて、ランチにインドカレーを食べて、
ゲストハウスに戻ろうと歩いていると、みさとさんに会った。
「返信しないといけないメールが溜まってるんだけど、
カフェで作業しようかなと思ってて。ちょっと離れたとこに
ある山近くのカフェ、行ってみます?」
と誘ってくれた。
もちろん行きます!わーい!
と、バイクに乗せてもらい向かったのは、チェンマイ旧市街地から
西へ数キロ離れた場所にあるBaan Kang Wat(バーン・カン・ワット)
ここはアートをコンセプトに雑貨屋やカフェが集まっているところで、
真ん中にはイベント広場のようなものもあり、とてもおしゃれな雰囲気。
お店が全て可愛かった。
とにかく緑が多いのが気持ちいい。
猫だって、爆睡する。
写真撮っても目を開けない(笑)
カフェラテを飲みながら、パソコンの続き。
夕方になり、そろそろ帰ろうか?と、その途中、みさとさんが
近くのお寺に連れてってくれた。
ここは、外国人も瞑想に来たりできるお寺みたいで
私たちが境内を歩いてるときも、白い作務衣のようなものを
着た人が数人、座ったり、歩いたり、それぞれの形で
瞑想していた。
静かな雰囲気。
瞑想と言えば、私がチェンマイに来て最初に泊まった宿の
Mala Dharaで印象に残っている場面がある。
ここの女性オーナー、タイ人のPloy(プロイ)。
朝早く、外に出てベンチに座っていると、Ployが歩いて来た。
私の近くを通ったが、お互いに言葉は交わさず、軽く会釈。
そのまま彼女は、田んぼの真ん中にあるヨガスペースに向かった。
伏し目がちに地面を見つめ、一歩一歩まるで水の上を進んでるみたい
に、しばらくの間、歩いていた。ヨガスペースの中を。
朝もやの中で、彼女が歩いている姿はとても美しくて、思わず
ジィーっと見とれてしまった。
初めて見た。
「歩く瞑想だ」と思った。
綺麗な姿だった。
話は戻って「バーン・カン・ワット」
今度チェンマイに来るときは、シティじゃなくて、こういう
緑の多いところの近くで、一軒家とか借りて数ヶ月滞在がいいな。
なんて話をしながら過ごす楽しい時間になった。
きっと私、またチェンマイに来るんだろうなぁ(笑)