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バリアンに教えてもらったこと

 
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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。
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3月1日(木)

インドネシアバリ島には、呪医師、呪術師、宗教的職能者としての

地位を持つ、バリアンと呼ばれる、シャーマンのような人たちがいる。

バリに行ったら一回会ってみたいなと思っていたのだが、

ちょうど1週間前に会うことができた。

 

私がお会いしたのは、イェスパというスパのニョマンさんというバリアンで

淡々と、優しく話をしてくれる、穏やかな方だった。

今の私の状況とか、今後のこととか、いろんなことをお話ししてもらった。

 

そしてその中で、「施しについて」言われたことがあった。

「小さな金額でいいので、これから、誰か困った人に「施し」をしてください。

なんでもいいです。自分で決めて、本当に困っている人、そういう人に。」と。

 

この「困った人にお金を施す」という行為について、私にはいつもためらいが

あった。自分でもよくわからないんだけど、何かがいつもひっかっかるのだ。

募金箱にお金を入れるときに、気持ちがざわつく。

この気持ちはなんなんだろう?といつも思っていた。だから、バリアンのニョマンさんに

それを言われたとき、「えー、どうやって「施し」をすればいいのだろう?」と

戸惑った自分がいた。

 

数年前、NPOで募金活動をしていたことがあった。

いろんなお店に募金箱を置かせてもらって、集まった寄付金を、WFPとか

国境なき医師団とかに送っていた。

とても大事な、素晴らしい活動をしている団体だと思うし、そういうところに

寄付をすることは良いことだといまでも思っている。

 

ただ、なんか「しっくりこない」というのが実感だった。いろんなところで

大きなポスターとか宣伝を見るたびに、寄付金から「宣伝費」が使われ、

「人件費」などの運営費が使われているんだよなー、と思う自分がいた。

(その必要性は理解しているけれども)

 

ニョマンさんに会ってから1週間、街を歩いているときに、ときどき目にする

女性の「物乞い」の人たちが気になり始めていた。

小さい子供を連れて、道端に座り、通りゆく人たちに手を差し出して

「マネー(お金)」と小さく呟く人たち。

数は少ないけど、3、4人くらい見たと思う。そのたびに、ニョマンさんの

言葉が聞こえてくる。

でも、立ち止まってお金を渡せない自分がいた。

 

そして昨日、スーパーからの帰り道、ちょっとおしゃれなカフェを通り過ぎた

とき、カフェ横のバイク置き場に、若い女性が座っていた、小さい子供2人を

抱えて。

私と目が合うと、力なくニコッと笑って「マネー」と言いながら手を差し出した。

一瞬迷ったけど、目を伏せて、やっぱり通り過ぎてしまった。。。

 

なんなんだろう?行動できない。。。

「これはなんなんだぁー?」と思いながら歩く。

それからずっと、あの女性の顔を思い出しながら、自分の気持ちと向き合った。

 

結論から言うと、「私」と「彼女」は「違う」と思っていたんだと気づいた。

なんとなく「施しを受ける人」として、彼女たちを眺めていた気がする。

違うところ(と自分は思っている)から。

 

うまく説明できないけれど、いろんなことを感じて、自分の中に変化があって

今日、もし昨日の女性に会えたらいいなと思いながらスーパーへ行った。

行きに通ったときには、彼女はいなかった。

「あー、会えないのか。。。」と思いながら、買い物を済ませ、スーパーを

出た。するとカフェの横のバイク置き場、昨日と同じ場所に彼女がいてくれた。

 

ふと、嬉しくて、友達に会えたみたいな感じで彼女の近くにかけ寄った。

昨日と同じように、でも今日はちょっと明るい感じで、

彼女が「マネー」と手を差し出した。

 

「こんにちは」と声をかけ、小さい子供たちを眺めた。可愛い。。。

「あなたの子供さん?」と聞くと、「イエス」と笑いながら言ってくれた。

「可愛いね」と言うと、嬉しそうにニコニコしてくれる。明るい雰囲気。

持ってきていた洋服の入った袋を取り出して、「ねぇ、洋服があるんだけど着る?」

と聞いてみた。すると嬉しそうに「イエス!」と言ってくれた。

 

Tシャツとかタイパンツとか、数枚。数週間前に、友達のローラがフランスに帰る前日

「ねぇ、服があるんだけど着る?」って言ってくれて、その場であれこれ

入りきらなかった荷物をもらったときのことを思い出した。楽しかったなー。

 

「Tシャツとか入ってるんだよ。着れたら着てね。」と言うと、彼女はうなずいて

本当に大切そうにその袋を抱えて、受け取ってくれた。

それから「お腹空いてる?」と聞くと、「イエス」との返事。

さっきスーパーで買った菓子パンをあげた。

すぐに上の子にそのパンを渡す彼女。優しいお母さんだというのが伝わる。

最後に少しのお金を渡した。

「ハッピーな1日を過ごしてね」と言うと、にっこり笑って手をふってくれた。

 

なんだか、いろいろ考え込んじゃってた私に、シンプルにこんな素晴らしい機会をくれた

彼女に対して感謝感謝!な気持ちになって、思わず手を合わせて「ありがとう」って

言うと、彼女も手を合わせて「ありがとう」って言ってくれた。

 

バリアンさん、すごいねー。

今この瞬間、私の価値観がひとつ大きく変わったー!

貴重なアドバイスもらえてよかったなぁ。。。

なんて思いながら帰り道を歩いた。

 

すると、ポツっと雨が降ってきた。

「あら」と思いながら傘をさした数分後、スコール!!

慌てて道端の大きな木の下に入って、小雨になるのを待った。

バイクで走ってた人たちも道端にバイクを止め、雨宿り。

ふと私の隣で雨宿りをしている人を見たら、日本人っぽい人。

声をかけてみる

「日本人の方ですか?」

「あ、そうです」

会話が始まった。

 

レンさんは、名古屋で犬山オーガニックビレッジ

という農業を教える学校を運営している方で、今回は

バリにあるグリーンスクールという世界的に有名な学校に

あるバリの伝統的な竹の建築を見学したり、そこで味噌を作る

イベントをするために1週間ほど来られているとのこと。

 

犬山オーガニックビレッジのサイトはこちら

犬山オーガニックビレッジ

 

レンさんの話を聞いていると、いろんな経験されててすごく面白い。

農業も楽しんでて、毎日を楽しんでるのがよくわかる。

自然体で、初対面だけど話しやすい方。

 

そして止まないすごい雨。

トトロがバス停で雨宿りするときの「ざぶーんっ」みたいな

土砂降りの場面を思い出した(笑)

そうです、あれです。

 

笑っちゃうくらいの雨で、頭だけ傘に突っ込んだ形で

雨宿りしてたけど、お互いにずぶ濡れで、

「その先でコーヒー飲みましょうか?」

って言ってもらい、きちんとした屋根のある場所に移動。

 

いろんな話をして、すごく楽しいお茶の時間になった。

「バリのホテル、びっくりするくらい従業員いるよねぇ」

とか、「めちゃくちゃ丁寧にお供え物を道に供えてるけど、

その後それ、ぐちゃぐちゃに踏み散らかしてるよねぇ」とか

バリのあるある話(笑)

 

レンさんは、さっきの私の「施し」についての話も

「うんうん」ときちんと聞いてくれた。

私にとって、貴重な体験だったので、こうやってタイムリーに

日本語で真正面から聞いてくれる方が目の前に現れて、

それがすごくありがたかった。

(レンさん、楽しかったです。本当にありがとうございました!!)

 

バリもあと1週間。

やっぱりここは、ちょっと不思議な国のような気がしている。

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ミナです。 やりたいことが見つかると、やらずにいられない性格。 これからはもっと素直に、もっと自分の想いのままに生きたいと思い、 長年暮らしていた東京を離れ、2017年12月から故郷鹿児島で暮らしています。 2018年1月10日に日本を出て、特に予定を決めず、 海外の行きたい国をしばらくぶらぶらする旅に出ました。
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