4月3日(火)
オークランド→ブリスベン→ロサンゼルス→フェニックス
というフライトを経て、フェニックスからシャトルバスで
1時間半北上したところにあるセドナに到着した。
今回の旅で初めて、Airbnbという民泊を利用。
Shia(シャイア)さんとKOH(コー)さんという日本人ご夫妻の
ご自宅にお世話になっている。
セドナへ来た目的は、アメリカのネイティブアメリカンに
会いたかったから。どうすれば、本物のネイティブアメリカンの方に
会えるのか、全然わからなくて(観光用のツアーはあるんだけど)、
ネットで調べてたら、シャイアさんのサイトにたどり着いた。
シャイアさんはすごく自然で素敵な方。
動物病院の看護師として長年勤務し、現在はアニマルコミュニケーター
として活動しつつ、動物、人間のヒーリングも行っている。
ネイティブアメリカン組織に認められ、ネイティブアメリカンのセレモニー
を司る資格も与えられている数少ない外国人の一人。
ネイティブアメリカンの生き方を理解し、彼らをサポートし続けている。
↓シャイアさんのサイトはこちら↓
Sedona S-life Retreat(セドナSライフリトリート)
セドナには電車とかバスとかの公共交通機関がなく、車がないと
ほぼ動けない。ということでプライベートガイドをお願いし、
今日はシャイアさんとハイキング。
のどかな風景。
立派な角の牛。
たぶんペット(笑)
ハイキングの前に、近所にあるエッセンシャルオイルのお店に
行くということで、私も連れて行ってもらった。
ここはWisdom Of the Earthというメディショナルアロマセラピー
を学べる場所でもあり、世界中からたくさんの人々が通って来ている
とのこと。厳選された純粋なアロマオイルだけを取り扱っていると
いうことで、お店では、それぞれのオイルが持っている効能を優しく
教えてもらいながら、いろんなオイルを体に塗ったり、香りを吸い込んだり
ときには舐めたりしながら、私の希望に沿ったお薦めのアロマオイルを
紹介してもらった。
めちゃくちゃ良い香りに包まれながら、ハイキングに出発。
赤土に緑、青い空、力強い岩
この赤土、シャイアさんに言われてよく見ると
その土の中に、細かいキラキラした粒子が光っている。
これは、セドナ特有で、クリスタルの粒子。
木は何本もの枝を大きく広げていて、この乾燥した土地
で、どうやって水分を吸収しているんだろう?
と不思議に思うくらい、ツヤツヤで。
触ると幹はスベスベで滑らか。ひんやり冷たい感触。
楽しみながら歩き続けていると、デビルズキッチン(悪魔の台所)と
呼ばれている場所に到着。
ここは、石灰岩の地層が酸性雨で溶けて中に洞窟ができ、その洞窟が
大きく広がったことで天井が崩落してできた巨大な穴。
穴の大きさは、淵の部分で45m x 28m、下までは12 – 18mあるとのこと。
自分にとって不要なものを手放す手助けをしてくれる穴。
ということで、ハイキング前に「自分と繋がってくれるような(気がする)
枝でも葉っぱでも、何か植物を見つけてそれを手に持って歩いてくださいね」
と言われ、手にしていた葉っぱの枝。
これに、私が手放したいと思っている不要な想いを託し、岩の淵に腰掛けて
その巨大な穴に向かって、よろしくお願いします、と放った。
それから次に、Seven Sacred Poolsという大地に窪みが7つできて
いる場所へ連れて行ってもらった。
これは7つのチャクラを表しているとも言われていて、ネイティブ
アメリカンの中で語り継がれて来た聖なる場所。
ここでは、シャイアさんがあるワークをしてくれた。
靴を脱いで裸足になり、目を瞑ってシャイアさんの肩に
手を置く。そして、指示に従いながら、聴覚、嗅覚、触覚
のそれぞれ一つずつに集中して岩の上をゆっくり歩き回る。
私たちがこうやって体を持って生まれて来ていて、そこに備わって
いる感覚をいかに普段使っていないかを気づかせてもらった。
視覚が遮られていると、その他の感覚に集中しやすくなる。
風を感じたり、匂いを感じたり、五感を研ぎ澄ますことの大切さを
教えてもらった。
オイルショップでつけた、純粋なオイルの香りに誘われて、
蝶々が手に寄ってきた。嗅覚がさすがです!
それからランチを挟んで2箇所目。
地元の人たちしか知らないような、場所に。
ゴロゴロと岩が転がっている道を、登って行く。
着いた先に絶景。
ここは「子宮の洞窟」と呼ばれている場所で、ここではネイティブ
アメリカンが実際にセレモニーを行っているとのこと。
靴を脱いで、洞窟の壁をよじ登っていく。
そこからの眺め。
そして、この洞窟の真ん中へよじ登って、窪みに座る。
この中に座って、そこからの絶景を眺めていると、全てが
始まりました!さぁ、スタートです!と言われたような気持ち。
何か、大きくて優しいものに包まれたような感覚。
シャイアさんがネイティブアメリカンのドラム(手作り)を
叩いて歌を捧げてくれた。
感動の時間だった。
最高の体験を、本当にありがとうございました。
もと来た道を戻りながら、「あら、結構登って来たのね」と気づく。
かわいい実をつけている木があちらこちらに。。。
ジュニパーベリー。
ジンの香りづけに使われているとのこと。
なんだか、つい数日前に見ていた景色とあまりに違うので
不思議な感じ。
そして、言葉にできないくらいの感動的な体験だった。
これから数日間。何が待っているんだろう?
楽しみ!
セドナ。。。来ることができてよかった。