うちの父は釣りが大好きで、しょっちゅう魚釣りに出かけている。
昨日はよく釣れたとのことで、以下、母との会話
父:たくさん釣れたから、(近所の)○○さんにも2匹くらい持って行こうか?
母:そうだね、喜ばれるね、きっと。
父:うん、○○さんが「うちの母ちゃん(奥さん)は猫だ」って言ってたし。
ん?
「うちの母ちゃんは猫」???
これが、鹿児島弁なのかどうかは知らないけれど、
この辺りでは、魚好きな人のことを「猫」と表現するらしい。。。
親戚の叔父叔母と話をしているときも、一人の叔母が手を挙げて
「はーい、わたしは猫です」
なんて普通に言っていた。
可愛い表現。
その日の夜、父がまたまたアジ釣りに行った。
そして、帰ってくるなり悔しそうに言った。
「ホントは6匹釣れたんだけど、1匹は。。。猫に盗られた。。。」
港には数匹の野良猫たちが暮らしている。
彼らは、釣り人たちの車の下でじっと釣りの様子を見守り、
魚が釣れるとダッシュで飛び出し、釣れた魚を横取りしたりするのである。
お魚くわえた野良猫。
サザエさんの世界である。
悔しがる釣り人たちと、機敏な猫たちとの関係が
なんだかすごくいいなと笑った。
「母ちゃんは猫である」
かなり魚がお好きですね。